========== ゲーム概要 ==========
このゲームのジャンルは、3D視点の国産MMORPGです。
パソコン版とPlayStation2版が発売されています。
当然ながら日本語表示/入力で、プレイヤーも基本的に日本人です。
舞台は日本の戦国時代、日本は幾つもの国に別れて戦っています。
プレイヤーの分身となるキャラクター名には漢字が推奨されており、
アイテムやコマンドを含めて和風テイストにあふれています。
(武器は「十字槍」「薙刀」、コマンドは「/お辞儀」「/正座」)
治安の悪い戦国時代には、野党だけでなく魑魅魍魎が棲んでおり、
そいつらを退治しながらレベルを上げていきます。
全国の名所にはダンジョンがあり、天狗や龍等のボスも住んでいます。
日本各地で景色が異なり、旅を楽しむ事も出来ます。
国同士が領地を取り合うイベントとして合戦(PvP)があり、
対人戦ならではの緊張感が得られるはず。
戦闘システムはエンカウント式になっており、最大で7vs7の戦闘が可能。
(この戦闘システムが、遊べるかどうかの明暗を分けます。後述)
========== キャラクター作成 ==========
種族は人間のみで、職業は7つ(侍、僧侶、神官、陰陽、忍者、鍛冶、薬師)
最大レベルは 50 となっている。
経験値によりレベルを上げ、修得値によりスキル(必殺技や魔法)を覚えます。
スキルについては、国からもらえる物と、ドロップで取れる物がある。
キャラクター作成時に以下を決めます。
姓名 | :漢字各4文字まで(合計6文字まで)。カタカナも使える。 |
性別 | :男か女か。能力差は無いですが、装備品が少々変わります。 |
誕生日 | :なにか意味があるのか…。 |
職業 | :侍、僧侶、神官、陰陽、忍者、鍛冶、薬師 の7つ。 |
出身国 | :日本各地から勢力を選択。能力値ボーナスあり。 |
容姿 | :体格、
髪型、顔 を選択。 |
声 | :ゲーム中に出る自分の声を選ぶ。 |
能力値 | :10ポイント割り振る。※初期ステータス重要 |
声や体型が選べるのは面白い。
それでも外見が少ない様な気がするのは、髪の色を選べないからかな。
そして、初期ステータスは、能力値に上乗せではなく、
能力値の成長率に反映されるので重要となる。
どこに振るかによって、Lv50では大きな差となる。
========== チャットについて ==========
チャットはEQ,DAoCとほぼ同じ。
1対1の"対話"(tell/send)、自分の近く"周囲"(say)、広範囲の"大声"(yell)
徒党員同士の"仲間"(gsay/group)、部隊の"部隊"の5つ。
ギルド会話(guildsay)と、ゾーン全体(shout/broadcast)が無いぐらいかな。
対話に対して返事(Ctrl+H)を返す時、Ctrl+Hを複数回押すことで履歴を追いかけたり、
大声の人に対して Ctrl+L で対話を入れられたりと、なかなか便利に出来てます。
このおかげ、読めない漢字の人にも対話が送れる様になってます(笑)
EQやDAoCのギルドの様な組織が無いので、ギルドチャットがありません。
これは何らかの形で実装して欲しいところ。(人の流出を食い止める効果大だと思う)
========== クエストについて ==========
クエストは、NPCに会話をして、選択枝を選びながら進めていく。
キーワードを言ったりする必要は全くない。
2004/4/14現在、有益なクエストは少ない感じ。
内容も報酬もお使いレベルの物が多い。
また、アイテムをもらえるクエストもあるが、PC製の武器が優秀なため
クエスト武器を使ってる人も居ない。
(倉庫の容量不足も問題の一つかな)
唯一、身分昇格のクエストだけは頻繁に行われています。
将来的には、EPICの様な職業別の大クエストが実装されるんじゃないかな。
(KOEIさん、がんばってください)
========== 移動について ==========
日本の中央部、なかなか広大な土地なんだけど、基本は走りです。
足を速くするスキルや歌は存在しますが、瞬間移動はありません。
(死んだら自拠点に瞬間移動で戻れるけど…)
交通機関として船があり、お金を払って港間を安全に移動できます。
船は数分間隔で出ている様です。
遠隔地に行くのが面倒なので、馬を是非実装して欲しい。
(DAoCみたいに、拠点間を有料で移動出来る様な感じで)
========== 装備品について ==========
武器、鎧に関しては、PC製の物しか使われていません。
PC製の魔法武器を作れるので、ドロップ物は見向きもされない。
装備品に対してレベル制限がありますが、Lv20位までの緩いものです。
レベル制限とは別に攻撃力と防御力は腕力でのキャップがあるので、
低レベルなのに強すぎる武器を装備しても意味がない。
装備品は使うと劣化していき、弱くなります。
修理をすることにより、性能を取り戻すのはDAoCと同じ。
ただ、修理が効かないぐらいの武器は、改修すると元通りに直せます。
(改修費は武器の数倍の値段になりますが)
見た目ですが、それぞれの職業毎に数種類のグラフィックが用意されてます。
また鎧や兜には着色が可能です。
そして、頭装備には立物と呼ばれる飾りを付けることが出来ます。
そのため、ある程度の個性は出せるんではないでしょうか。
(DAoC程カラフルに出来ないが、旧EQ程同じにはならない感じ)
========== 戦闘について ==========
グループは徒党と言い、最大7人まで組む事が出来る。
どんな職業、人数構成でも経験稼ぎが可能です。
ただ、効率の良い狩りをしようとすると、バランスの取れた徒党が必要。
壁役の戦士と回復役、ダメージソースの忍者/術者などと決まってきます。
徒党を組むに当たって、人気職と不人気職があるのはどのゲームでも同じかな。
レベル差に対しては、だいたい自分のレベルの上下に20%ぐらいでしょうか。
(Lv10で8-12、Lv20で16-24、Lv30で24-36、Lv40で32-48)
EQやDAoCと違い、全メンバーに攻撃が飛んでくるので、
極端にレベル差があると瞬殺されます(補助職だから低くてもOKとかは無い)
戦闘はエンカウント制になっており、戦闘中はグループだけの世界になる。
つまり、複数のグループで同一の敵に対して攻撃出来ないという事。
ウェイトターン制だけに、1回の選択が重要になる。
選んだ行動はキャンセルが効かないため、先読みが非常に重要。
特に、準備動作の必要な回復は、窮地に陥ってからでは間に合わない。
仲間と助け合いながら勝利するという、俺がMMORPGに求める部分は残っている。
また、連携という技があり、数人で同一の敵に対して協力攻撃を仕掛ける事が出来る。
これも楽しさの一つ。
レイドが出来ない以上、最後はPvP(合戦)だけになってしまう。
なんかDAoCに比べて底が浅そうな印象を受ける。(のんびりやれば良いのかな)
公式サイトに合戦時のムービーがあるので、イメージがつかめると思う。
========== 死亡について ==========
死亡した場合は、幽霊になります。
また、ペナルティーとして、所持金半減、名声10%が減少します。
※経験値や修得値は減りません。
幽霊状態に対して転生(res)をもらうと、復活することが出来ます。
(転生をもらうと、名声を少し回復することが出来る)
復活後は一定時間の間怪我状態となり、全パラメータが低下します。
転生をもらえない場合は、成仏を行います。
そうすると、装備品を含め、自分の拠点の町にある寺の墓地で復活します。
自拠点は、最後に入った自国か同盟国の町となります。
勢力に所属していない場合は、全ての町を拠点にする事が可能です。
所持金は狩り前に両替商に預ければ良いので、ペナルティーは少ないと思います。
ちなみに、名声は勢力を変更する時と堺という町で買い物する時に使用します。
ペナルティーが低いはずだけど、気楽に死ねないのはなぜだろう…。
(日本人の気質的なもの?)
========== 成長について ==========
信OnはECやDAoCと同じく、敵を倒してレベルを上げていくゲームです。
ただ、経験値と別に修得値という物があり、これが技能(技や術)を覚える為の
経験値みたいな感じになっています。
そのため、経験ばかり得てレベルが高くなると、レベルは高いけど技が無いという
使えないキャラになります。
そのため、修得が重要になっています。
経験値と違い修得値は徒党数が多くても変動しないので、修得徒党という
弱い敵を多人数で倒す徒党で、修得を上げる流れになっています。
========== スキルについて ==========
侍ならば連続攻撃、僧ならば回復…などの技が使えます。
各職業毎にいろんな技がありますが、使えるのはスロットにセットした技だけです。
スロットとは知力をベースにしたステータスであり、例えばスロット4の侍であれば
同時に使用できる技能4つとなります。例:連撃、渾身撃、守護応用、回避応用
戦う相手に合わせて技能を厳選してセットするのが楽しいです。
カードゲームのデッキを作る感覚でしょうか。
特に対人戦では技能選択の相性により勝敗が分かれる事が多いです。
========== 生産について ==========
生産に関しては職業毎に作れる物が全て分けられており、
何かを生産するには、各職業の助けが必要になるようになってます。
(材料は店にも売っているけど、非常に高価)
例えば、武器や鎧を作れるのは鍛冶屋だけです。
その材料の柄を作れるのは侍で、鎧板を作れるのは神職…の様な感じです。
なので、1キャラで全ての生産を極めることは出来ません。
この助け合いの生産が、コミュニケーションを生み良い結果になってると思います。
生産はバーが進むタイプではなく、クリック一瞬で作成されます。
なので、このゲームの生産は連射が基本となり、時間がかかりません。
========== その他 ==========
EQの様に食事があります。
食べ過ぎると太ってしまうという楽しいシステムになってます。
現在、食料による能力の上昇等はないですが、将来的には実装されそう。
GMの対応が丁寧で良いそうです。
これはゲームを始める上でプラスに働いた。
個人的にネットゲームはサポートも重要だと思ってる。
プロデューサーのシブザワ・コウが、毎晩 遊んでいるらしい(笑)
メディアでの記事なので誇張も含まれると思うけど発展に期待が持てる。
プレイヤーの不満を生で聞いてると思うので、変な修正は減ると思う。
グラフィックは初期のDAoC風でしょうか。
桜並木や茶屋等、和の雰囲気が良い感じで出てると思います。
雨や雪が降ることもあります。
カメラワークが2種類しかない…。これは改善してほしい。
2種でもズームしたり引いたり、調整する機能を追加して欲しい(是非とも!)
スクリーンショットが撮れない…
現在はやっぱ標準で搭載して欲しい所(今はフリーソフトで撮っている)
まぁ、結果として撮れるから良いんだけどね。
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