2018年8月16日 : 北海道登山 後編 ( 4.スポーツ・健康 )

北海道登山の後編、稚内まで移動して利尻岳に挑戦する。(前編

利尻岳は最も歩行距離が長い難関、無事に登ることが出来るのか。

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8月14日(火)曇りのち晴れ

5時過ぎに起床、空はどんより曇り空。
朝食を食べて出発したのは6時半頃。

サロマ湖展望台へ行く予定だったが、100mぐらい上が白い霧に覆われてるので
展望は無いと判断して行かず。

道の駅 サロマ湖へ寄って、トイレ休憩がてら高台から湖の写真を撮ったり。


道の駅裏にあった、ひまわり畑

少し走って、道の駅 愛ランド湧別へ。
ここで遊歩道を歩きすぎて時間をロス、他に景色の良いところがあったと思うが。

最初の観光地として湧別町の ふるさと館JRYへ。
ちょうど開館のタイミングだった。(余裕あれば、先に給油できたかな)


湧別の屯田兵の歴史を展示した施設

屯田兵の歴史は良かったんだけど、湧別に限定してたので規模が小さかった印象。

給油して北上を再開する。
稚内まで250km以上あり、フェリーの時間に遅れるわけには行かない。

1時間ほど走って、道の駅オホーツク紋別へ。
北海道の味覚、いもだんごを購入。たまに食べると美味しい。

昼食は雄武町で取ることにした。
前に訪れた定食屋を狙ってみたが、違う店舗だった気がする。

注文した生姜焼き定食は、安定の美味しさだった。

今日はずっと低空に雲がある感じで、山の上が見えない。
道路の視界は良好なのだが、風車の上だけ白くて見えなかったり。


R238 オホーツクライン。風車の上だけ雲の中

浜頓別で休憩、セイコーマートでメロンソフト。

今は14時で、残り173kmは余裕が全くないと思う。
フェリーは16:40出港で、20分前に発券が必須となっているのだ。


エサヌカ線。草原の中のまっすぐな道

対向車のバイクが手を振ってくるので、振り返したくなるんだけど
自分じゃ無くて後ろのバイクに振ってるんだよね。

やっぱり、北海道はバイクで走りたくなる土地だな~。

かなり時間がヤバい状態ではあったが、兄が宗谷岬に寄ると譲らず・・・。
北海道に来ることは希少なので、色々と寄りたい気持ちはわからなくも無いが。

乗り遅れたらその時だが最善を尽くすため、給油中に先に港で発券する作戦にした。
兄が写真を撮ってる間に、自分の荷物をまとめる。


社内から撮影した三角形。次はバイクで来るよ

特にトラブル無く宗谷岬から30分ほどで、稚内港に近いガソリンスタンドに到着。
車の返却は兄に任せて、フェリー乗り場へ急ぐ。


フェリーターミナルに到着

16時過ぎにフェリーターミナルに到着し、無事に発券できた。
後は兄が来るのを待つだけだが、レンタカー屋に送ってもらい出航20分前には到着した。


一息ついたので、生ビールで乾杯。クラシックを何杯飲んだか

2等は自由席なので多くの人が並んでいるが、1等の指定席にしたので特に急ぐ必要は無い。
(席としては2等で良いのだが、ネット予約できるのが1等だけだったので仕方なく)

入船する人の列が減ってから、ゆっくり乗り込んで出港を待つ。


納沙布岬。ウニ丼が食えなくて寂しい


利尻島、鴛泊港に到着。灯台のある岩山が凄い

旅館の送迎車に乗り込んで、5分ほどで宿に到着。
チェックインを済ませて、まずは風呂へ。

風呂上がりに夕飯、利尻島と言えばウニだよね。


宿の夕飯。これに、ホッケ煮魚とご飯が付く

ここでもビールで乾杯。
天気予報を見ると、明日は晴れる様だ。

翌朝は5時出発なので、4時起きとして夕飯後は早々に就寝。

○ 今日の宿「田中家 ひなげし館」2食付き 14200円

利尻島にある温泉旅館。
登山者へのフォローが嬉しい、小綺麗な宿でした。

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8月15日(水)晴れ

4時過ぎに起床、空は曇りだろうか。
フロントで朝食と昼食の弁当を受け取り、旅館の送迎バスで5時に出発。

自分たちを含めて、登山者は10人ほどだった。
5分ほどで登山口である利尻北麓野営場に到着する。

登山口にある温度計は16度、少し肌寒い感じ。

まずは朝食、そしてトイレを済ませる。
登山開始は5:35、予定より5分遅れとなった。

ヒグマ上陸の警告看板が。登山者が多いので大丈夫だろう。

甘露泉水までの5分は遊歩道、整備された道を歩く。
ここの湧水は名水百選らしく、口コミを見るとほのかに甘いらしい。


甘露泉水。岩の隙間から大量に湧いている

口に含んでみたが、美味しい水だけど甘くは無いかなと言うのが感想。
季節とかも関係あるのかもしれない。

最初は森の中を歩く。
今までの山と同じく、雲の中を歩く感じだ。

五合目を超えたあたりでガスが薄くなって、景色が見えるところに出た。


雲を抜け、見晴らしが良くなってきた。海が見える

7時過ぎに、六合目となる第一見晴台に到着した。
標高は760mということで、440mほど登った。


見晴台から見えた鴛泊港

この辺から樹木が低くなっていく。

登山口から2時間で、895mの七合目に到着。
半分ぐらいの標高を稼いだ事になる。

丁寧に歩いてきたせいか、足の調子は問題無い。

8時半前に八合目の長官山に到着。
ここまで3時間を切るのは、なかなか早いペースだ。

体力的に難しければ長官山でUターンという事も考えてたけど、
とりあえず問題は無さそうなので先に進む。


長官山を越えて、利尻岳と避難小屋が見える

少し歩いて避難小屋に到着、ここで1つ目の簡易トイレを使う。

次のトイレブースである九合目まで我慢するか迷ったけど、
早くスッキリした方が良いかなと思ったので。

9時15分頃に九合目に到着、1410mまで来た。
何時もならバテそうだが、今日は道が良いのか足の調子が良い。

少し長めに休憩し、羊羹で糖分を補給する。

九合目の案内板には「ここからが正念場!(Tough Trail!)」とある。
山頂まで残り300mの急登が始まる。


崩れた斜面の横を通る。1人ずつ通行とあった

急がずゆっくり登っていく。
今日はポール無しで最後まで登れそうだ。


山頂付近の地盤は崩れやすく、登山者に削られまくっている


山頂の赤い社が見える。

10時過ぎに山頂に到着した。
予定よりも30分近く早いタイムだ。

登山口からの標高差は1500mと、ハードな登山にも関わらず
涼しい気候が良かったのか、思いがけず順調に登れてしまった。


山頂の社。スクリューが奉納されてるのは島っぽい

北側と東側は雲海に覆われており、西側は海まで見える感じ。
利尻港はしっかり見ることが出来た。


真の山頂はこの先だが、道が崩落したため北峰が山頂となっている

山頂が狭い事もあり、昼食は九合目まで降りて食べる事にして、
少し長めに休憩してから降り始める。


眼下に雪渓が見える。なかなかの大きさだ


山頂付近は花が多い。花の百名山にもエントリーしてるだけはある

11時前に九合目に戻って来て昼食タイム。

宿の弁当、おにぎりが2つとも梅ってどうなの。
下から持ってきたビスコを食べたりして、カロリーを補給しまくる。

避難小屋で2つめの簡易トイレを使ったぐらいで、サクサクと下山。
13時半過ぎに登山口に戻って来た。

予定よりも1時間以上早い帰還だ。
涼しかった事もあり、水は1Lぐらいしか飲まなかった。


ここでは、靴に着いた土を洗う必要がある

宿に電話をして送迎を依頼する。
10分ほど待っただろうか、旅館のバスが到着した。

冷たいお茶が用意されていたが、早く風呂に入りたかったので一気飲み。

まだ時間は早い。

兄は会津藩士の墓など、自転車を借りて観光に行くとのこと。
自分は風呂ってビールと考えてたので、ここからは別行動とした。


風呂上がりのビールは美味い!

飲みまくって昼寝して、起きたら17時だった。
ゴロゴロしてるのも何なので、近所の神社へ散歩に出た。


宿から1分の利尻神社。ぶらっと散策


夕飯でもビール。ウニ丼が出て美味しかった

夜は星空ツアーに申し込んでいたのだが、曇天のため中止だった。
食堂でスライドショーがあり、利尻島の星空を少し見れた。

タイムプラスで撮影した星空がなかなか綺麗で、自分でも撮影してみたいなと思った。

寝る前に風呂に入って、少し遅めに就寝した。

○ 今日の宿「田中家 ひなげし館」2食付き 14200円
連泊につき省略

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利尻岳コースタイム(参考)
05:35 利尻北麓野営場(220m)
06:40 五合目(610m)
08:26 長官山(1218m)
10:08 利尻岳北峰(1721m)※ 九合目で昼食 30分
11:54 長官山(1300m)
12:46 五合目(1100m)
13:42 利尻北麓野営場(220m)

標高差1500m・歩行時間 9時間の今回最もハードな山だったが
涼しい気候がよかったのか、思いがけず楽勝だった。

見渡す限り海という絶景に期待したが、それは贅沢だろう。
山の景色や沢山の花、礼文島も少し見えたし十分に絶景でした。

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8月16日(木)雨

6時過ぎに起床して、朝風呂に入る。
北海道に来てから毎日温泉に入ってて、贅沢だなと思う。

7時から朝食、野菜中心のバイキングでした。


ヘルシーな感じ。蕗が北海道ぽい感じか

食事が終わったら荷物をまとめて、フェリーターミナルまで送ってもらう。

8時半のフェリーは、少し遅れて出港した。


雨の鴛泊港、フェリーターミナル

悪天候だからかフェリーの到着が10分ほど遅れて、空港へのバスに乗れるかギリギリに。
次のバスでも間に合うのだが、時間をつぶすならターミナルより空港かなと思う。

3分前ぐらいに下船して、急いでバス乗り場へ向かう。
なんとかギリギリ乗ることが出来て、11時過ぎに稚内空港に到着した。

荷物を預けた後、空港で土産を購入。職場には白い恋人を買う。
パッケージの絵が利尻岳なので、その辺も話としては面白いかなと。

土産を購入した後、空港レストランで昼食とする。
最後のクラシック生を飲みつつ、コロッケと塩ラーメン。

稚内は14度、東京は34度らしい。
長袖を着ているが、東京に着いたら熱いんだろうなと。

飛行機は定刻の13時から少し遅れて稚内を飛び立ち、羽田に向かった。
機種はA321だと思う。


那珂川、水戸、大洗の上空から

コーヒーは持参していたので、機内ではスープをもらった。
到着が遅れたためか、バスで移動となった。

とはいえ、荷物受け取りがあるので焦らない。
京急品川で乗換え、東京駅で兄と別れた。

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兄弟登山初、飛行機を使って6日間の北海道登山は大成功に終わった。

6月末の練習登山から体重は変わらずだったが、3座を登頂することが出来た。

ダイエットしていたが2週程前でも体重が落ちないので、せめて膝を強化しようと
毎日スクワット100回に切り替えたのが功を奏したのかも。

ずっと低空に雲が張り付いてて、星空を見ることが出来なかったけど、
登山日の3日が全て晴れたのは奇跡的だった。しかも、涼しくて快適に登れた。

北海道は低山ではあるが、山深く広大な景色と共に独特の世界を見せてくれた。

今回の旅で初挑戦となった車中泊は、テント泊に比べてイマイチだった。
とにかく蒸し暑いのが辛かった。


登山が終わっても気を抜かず、これからもダイエットは続けていく予定だ。

来年の予定は未定だが、少し軽めに週末登山とかでも良いかなと思う。


コメント(2)

人生二度目の北海道も登山でした。
大成功だったのでむしろ欲を言えばきりがない状態ですな。
再来年には史跡旅行で函館へ行く予定。

来年の年賀状が完成した。君の年賀状のパクリみたいになってちょっと悔しい。
まだ今年は終わっていないが近年まれに見る忙しさだった。

ちなみに今日の高校サッカー県大会決勝は富山第一が勝ちました。

今更コメントかいな。

函館に行くのなら、「ラッキーピエロ」が超オススメだ。
松前城に行くなら、途中のトラピスト修道院でソフトクリームも良いぞ。
朝一は活イカ刺しが見た目的に面白いけど、味はそれなり。

来年の登山は、薬師~五色~立山が良いぞ。
高校サッカー、年始の楽しみが増えた。

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